公開日:2026年7月4日|最終更新日:2026年8月8日
お金に関する質問
貯金ゼロでも一人暮らしを始められますか?
正直に言うと、かなり厳しいです。ただし方法はあります。敷金礼金ゼロ物件+フリーレントで初期費用を20万円以下に抑え、家具家電付き物件を選べば購入費も不要になります。
とはいえ、入居後の予備費がないと想定外の出費で生活が破綻しやすいのも事実。最低でも20〜30万円を貯めてからのスタートをおすすめします。詳しくはお金の準備をご覧ください。
家賃の目安はどれくらいですか?
手取り収入の3分の1以下が目安です。手取り18万円なら6万円以下、手取り15万円なら5万円以下が安全圏。家賃は毎月必ず出ていく固定費なので、低く抑えるほど生活と貯金がラクになります。
毎月の生活費はどれくらいかかりますか?
家賃を除いて月10〜13万円が全国平均です(食費約4万円、水道光熱費約1.2万円、通信費・日用品・交際費など)。家賃6万円なら合計15〜17万円が目安。お金の準備ページに詳しい内訳と節約術をまとめています。
食費は月いくらかかりますか?
単身世帯の平均は月4万円台前半です。内訳を見ると外食が約1万円、お弁当・お惣菜などの調理食品が約8千円を占めるため、自炊の比率を上げるほど下がります。自炊中心なら月2〜3万円が現実的なライン。目安として手取りの15%以内に収まっていれば健全です。
初期費用は分割払いできますか?
クレジットカード払いに対応した不動産会社なら、カードの分割払い・リボ払いが利用できます。ただし金利・手数料がかかるため、可能な限り一括で払える資金を貯めてからの契約がおすすめです。
引越し当日は現金をいくら用意すべきですか?
1〜2万円程度あると安心です。使い道は、引越し代金の当日払い(現金指定の業者もあります)、旧居のガス・水道の精算、作業の合間の飲食、足りない物の急な買い出しなど。キャッシュレス対応の業者も増えましたが、「現金しか使えない場面」への備えとして小銭も混ぜて持っておきましょう。
敷金はいくら返ってきますか?
ハウスクリーニング費用(ワンルームで2.5〜5万円)や、借主負担の修繕費を差し引いた残額が返金されます。家賃6万円で敷金1ヶ月(6万円)なら、2〜3万円戻るのが典型的なパターンです。
国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、経年劣化や通常の使用による損耗は貸主負担が原則とされています。壁紙の日焼けや画びょうの穴は借主負担ではありません。一方、タバコのヤニ、結露を放置したカビ、大きなへこみは借主負担になります。
最強の対策は入居した日に傷や汚れを日付入りで撮影しておくこと。詳しい相場はお金の準備と生活費にまとめています。
一人暮らしでどんな保険に入るべきですか?
まず必要なのは火災保険(家財保険)で、賃貸契約でほぼ必須です。自分の家財の補償だけでなく、水漏れで階下に被害を出したときの賠償が含まれている点が重要です。2年で1.5〜2万円が相場です。
自転車保険は自治体によって加入が義務化されています。ただし火災保険の特約やクレジットカードの付帯サービスと重複していることが多いので、加入前に確認してください。
扶養する家族がいない独身の時期は、生命保険の優先度は低いのが一般的です。まず生活費3ヶ月分の現金を確保するほうが先です。勧誘を受けてもその場で決めず、持ち帰って検討しましょう。
家賃の値下げ交渉はできますか?
状況次第で可能です。通りやすいのは閑散期(5〜8月)や長期間空室になっている物件、複数の空室がある建物です。逆に繁忙期(1〜3月)や人気物件では、交渉している間に他の申込者に決まってしまうリスクがあります。
コツは、家賃そのものより「礼金を減額してほしい」「フリーレントを付けてほしい」と相談すること。大家さんにとって一時的な費用の減額のほうが受け入れやすいためです。伝え方は「この条件なら即決したいのですが、ご相談は可能でしょうか」が基本です。
部屋探し・物件に関する質問
1階の部屋は避けたほうがいいですか?
一概に避ける必要はありません。1階には家賃が2,000〜5,000円安い、搬入がラク、階下への騒音を気にしなくてよいという利点があります。
一方で、防犯面・湿気・虫の侵入では不利です。1階を選ぶ場合は、面格子・窓用防犯フィルム・遮像カーテンを合わせて1万円前後で対策できます。詳しくは女性の一人暮らしガイドと部屋探しページで解説しています。
築年数が古い物件は避けるべきですか?
築年数だけで判断するのは損です。リノベーション済みの築古物件は設備が新しく快適で、同じ設備水準の築浅物件より1〜2万円安いことがあります。
確認すべきは築年数より次の5点です。①給湯器とエアコンの年式、②洗濯機置き場が室内か、③コンセントの数、④ネット回線の対応状況、⑤共用部分の管理状態。これが満たされていれば、築年数はさほど問題になりません。
なお1981年6月以降の建築確認から「新耐震基準」が適用されています。それより古い物件では耐震補強の有無を確認しましょう。
冷蔵庫や洗濯機が玄関を通らないことはありますか?
実際に起こります。毎年「搬入できず返品」という失敗が発生しています。次の4ヶ所を測ってください。
- 玄関ドアの開口部(ドアを開けた状態の幅と高さ)
- 廊下のもっとも狭い場所(曲がり角があればそこも)
- 部屋の入口のドア枠の内側
- 設置場所(防水パンの内寸、冷蔵庫置き場の幅・奥行き・高さ)
家電の幅に対してそれぞれ10cm以上の余裕が必要です。エレベーターの有無や階段の踊り場の幅など、共用部分も経路に含まれます。詳しい測り方は家具・家電のページへ。
内見は何件くらい見るべきですか?
目安は2〜5件。1件だけだと比較の基準がなく、逆に多すぎると印象が混ざって決められなくなります。1日2〜3件を同じチェックリストで見て回り、迷ったら採寸データと写真で比較するのが効率的です。人気物件はスピード勝負なので、「70点以上なら申し込む」と基準を先に決めておくのもおすすめです。
家具家電付き物件はお得ですか?
初期の購入費15〜20万円が浮くので、2年以内の短期入居なら有利です。一方、家賃が相場より数千円高めに設定されていることが多く、長く住むほど総額では自分で揃えるほうが安くなります。また備え付け品は選べないため、こだわりがある人には不向きです。「学生の4年間だけ」「転勤までの2年だけ」のような期限付きの人に向いています。
オートロックがあれば防犯は安心ですか?
抑止力にはなりますが、「オートロック=安全」ではありません。住人の後ろに続いて入る「共連れ」までは防げないからです。在宅中も玄関を施錠する、モニターで相手を確認してから開ける、窓の施錠を徹底するなど、基本の防犯習慣と組み合わせてこそ効果を発揮します。
賃貸で犬や猫は飼えますか?
「ペット可(相談)」と明記された物件でのみ飼えます。無断で飼うと契約違反になり、退去請求や違約金の対象になるので絶対にNG。ペット可物件は全体の1〜2割程度と少なく、敷金1ヶ月分の上乗せや退去時クリーニング費用の特約が付くのが一般的です。飼う予定が少しでもあるなら、最初からペット可で探しましょう。
入居審査に落ちたらどうすればいいですか?
落ち込む必要はありません。審査基準は物件・保証会社ごとに違うので、他の物件では普通に通ることがよくあります。対策は3つ:①家賃の安い物件に変える、②別の保証会社を使う物件を選ぶ、③親名義で契約する。不動産会社の担当者に相談すれば、通りやすい物件を提案してくれます。
学生でも契約できますか?
できます。収入のない学生の場合は親名義での契約、または親を連帯保証人にする形が一般的です。受験生には「合格前予約」に対応した物件もあります。食事付きの学生会館・学生寮も比較してみましょう。詳しくは契約の流れへ。
連帯保証人を頼める人がいません。借りられますか?
借りられます。現在は保証会社を利用する契約が主流で、連帯保証人不要の物件が多数あります。保証会社利用料(家賃の0.5〜1ヶ月分+更新料)はかかりますが、保証人を探せない人でも問題なく契約できます。
引越し・手続きに関する質問
手続きで絶対に忘れてはいけないものは?
最重要は次の4つです。①転出届・転入届(転入は引越し後14日以内)、②電気・ガス・水道の開始手続き、③ガス開栓の立ち会い予約(忘れると当日お風呂に入れない!)、④郵便の転送届(住所変更漏れの保険になる)。手続き一覧ページのチェックリストを使えば漏れを防げます。
引越しはいつが安いですか?
5〜1月の通常期が安く、2〜4月の繁忙期は約2倍に跳ね上がります。さらに平日・午後便・日時おまかせ便を選ぶと安くなります。時期を選べない場合も、必ず2〜3社の相見積もりを取りましょう。
住民票は実家のままでもいいですか?
生活の拠点が移るなら住民票の異動(転出届・転入届)が原則です。正当な理由なく放置すると5万円以下の過料の対象になり得るほか、選挙の投票、免許更新、各種証明書の取得が旧住所の自治体でしかできず不便です。卒業後に実家へ戻る予定の学生など例外的な扱いが認められるケースもありますが、基本は14日以内に手続きと覚えておきましょう。
インターネット回線はどう選べばいいですか?
優先順位はこうです。①ネット無料物件ならまず試す(不満がなければ費用ゼロ)、②在宅ワーク・オンライン授業・ゲームをするなら光回線(月4,000〜5,500円、開通まで2週間〜2ヶ月)、③工事できない・すぐ使いたいならホームルーター(工事不要・即日)。スマホのテザリングで数日しのぐ手もあります。詳しくは手続きページへ。
マイナンバーカードは引越し前に作るべきですか?
作っておくと手続きが大幅にラクになります。転出届のオンライン提出、住民票のコンビニ取得、本人確認書類、健康保険証として使えるためです。運転免許証を持っていない人には特に重要です。
ただし注意点があります。申請から交付まで1ヶ月前後かかり、受け取りは申請時の住所の役所になります。引越し直前に申請すると受け取れないまま転居することになるので、2ヶ月以上前に申請するか、引越し後に新住所で申請するかのどちらかにしてください。
すでに持っている人は、転入後90日以内に住所変更をしないとカードが失効します。転入届と同じ窓口で済むので必ずセットで手続きしましょう。
ネット回線の工事はどれくらいかかりますか?
申し込みから開通まで2週間〜2ヶ月。2〜4月の繁忙期は1〜2ヶ月待ちになることもあります。引越し手続きの中でもっとも時間がかかる項目なので、物件が決まったらすぐ申し込むのが正解です。
工事には原則立ち会いが必要(1〜2時間)で、壁に穴を開ける場合は大家さんの許可も必要になります。管理会社経由で確認してもらいましょう。
開通までのつなぎには、工事不要で最短即日使えるホームルーターやポケット型Wi-Fiが便利です。短期レンタルのサービスもあります。詳しくは手続きページへ。
生活に関する質問
隣人の騒音がひどいときはどうすればいいですか?
直接苦情を言いに行くのはNG。逆恨みなどのトラブルに発展するリスクがあります。正解は管理会社(または大家さん)への相談です。「いつ・どんな音が・どのくらい続くか」をメモしておくと対応してもらいやすくなります。多くの場合、全戸への注意文書の掲示・投函から始まり、それで収まるケースが大半です。改善しない場合の相談先として、自治体の生活相談窓口もあります。
一人暮らしが寂しいときはどうすればいいですか?
最初の1ヶ月は誰でも寂しさを感じるもの。生活リズムが整う2〜3ヶ月で自然と慣れる人がほとんどです。定期的に友人・家族と通話する、行きつけの店を作る、習い事やジムなど「家の外の居場所」を持つのが効果的。逆に寂しさで生活が崩れる(夜更かし・暴食・浪費)のは要注意サインです。
病気になったときが不安です。備えは?
元気なうちに、①近所の内科と夜間救急を調べる、②解熱鎮痛剤・冷却シート・体温計・レトルトのおかゆ・スポーツドリンクを常備する、③困ったら「#7119」(救急相談)に電話できると覚えておく。この3つで安心感が大きく変わります。詳しくは生活のコツで解説しています。
実家から何を持っていくべきですか?
おすすめは寝具・タオル類・食器・調理器具・ハンガーなど、かさばらず今すぐ使うもの。これだけで数万円の節約になります。逆に大型家具は新居のサイズに合わないことが多いので、無理に運ぶより現地調達が正解のことも。必需品リストと照らし合わせて仕分けしましょう。