引越しの手続き完全一覧
役所・ライフライン・住所変更

CHAPTER 06|面倒だけど絶対に必要な手続きたち。「いつ・どこで・何を」を時系列で整理しました。上から順にこなせば漏れゼロです。

役所とチェックリストのイラスト

公開日:2026年7月4日|最終更新日:2026年8月8日

引越し前(1〜2週間前)にやる手続き

ノートパソコンとスマホとメモ帳が置かれたデスク
転出届や電気・水道の手続きは、今やほとんどネットで完結。役所や電話の待ち時間を減らせます。

① 転出届|今の役所に出す

別の市区町村へ引越す場合、今住んでいる役所に転出届を提出し「転出証明書」を受け取ります(引越しの14日前から受付)。マイナンバーカードがあればマイナポータルからオンライン申請ができ、役所に行かずに済みます。同じ市区町村内の引越しなら転出届は不要で、引越し後に「転居届」を出すだけでOKです。

引越しパターン別の役所手続き
引越しのパターン引越し前引越し後
別の市区町村へ転出届(旧住所の役所)転入届(新住所の役所・14日以内)
同じ市区町村内不要転居届(14日以内)

② 電気・ガス・水道の使用開始手続き

いずれもネットまたは電話で申し込めます。入居日の1週間前までに済ませておくと安心です。

ライフラインの開始手続き
種類申し込み先立ち会いポイント
電気電力会社(自由に選べる)原則不要当日ブレーカーを上げれば使えることが多い。料金プラン比較で節約可
ガスガス会社(都市ガスは選択可)開栓に立ち会い必須予約が埋まりやすい。引越し日が決まったら即予約
水道自治体の水道局原則不要ネットか郵送(物件に置いてあるハガキ)で申し込み

③ インターネット回線

光回線は申し込みから開通まで2週間〜2ヶ月かかることがあります。在宅ワークやオンライン授業がある人は、物件決定後すぐに申し込みましょう。

④ 郵便の転送届

郵便局の「e転居」(ネット)または窓口で転居届を出すと、旧住所宛の郵便物を1年間無料で新住所に転送してくれます。住所変更の漏れがあっても救われる、必須のセーフティネットです。

⑤ その他(該当する人のみ)

引越し後(14日以内)にやる手続き

① 転入届|新しい役所に出す

引越しから14日以内に、新住所の役所へ転入届を提出します。転出証明書(またはマイナンバーカード)と本人確認書類を持参しましょう。住民基本台帳法では、正当な理由なく届出をしないと5万円以下の過料の対象になると定められています。「うっかり」で済まないので必ず期限内に。このとき以下もまとめて済ませると、役所に行くのが1回で済みます。

乗り物がある人はこちらも

原付バイクはナンバーの返納・再交付、自動車は運輸支局で住所変更、軽自動車は軽自動車検査協会で手続きが必要です。自転車は防犯登録の住所変更を忘れずに。

② 住所変更リスト|漏れやすい順

ここがポイント

住所変更の多くはマイナンバーカードか新しい住民票が必要です。転入届のときに住民票を多めに取っておくと二度手間を防げます。順番は「役所 → 免許証 → 銀行・カード → その他」が効率的。

平日に役所へ行けない人のための時短ワザ

「手続きはわかったけど、平日の日中に役所なんて行けない…」という社会人・学生のための回避策です。

手続きにかかる費用まとめ

引越し関連手続きの費用目安
手続き費用
転出届・転入届無料
住民票の写し1通200〜400円(コンビニ交付は割安の自治体が多い)
マイナンバーカード住所変更無料
運転免許証の住所変更無料
印鑑登録無料〜300円程度(自治体による)
郵便の転送届無料(1年間、再申請で延長可)

手続き自体の費用はほとんどかかりません。かかるのは時間だけ。だからこそ、オンライン化と「役所1回で全部済ませる」段取りが効きます。

「世帯主」は誰にする?学生・社会人別の手続きの違い

転入届を書くときに戸惑うのが「世帯主」欄。一人暮らしを始めたら、あなた自身がその世帯の世帯主になります。実家の世帯から独立して、自分1人の世帯を作るイメージです。学生でも社会人でも同じです。

学生の場合

新社会人・社会人の場合

オンラインでできる手続きまとめ|役所に並ばない

ネットで完結・予約できる手続き
手続き使うサービスメモ
転出届マイナポータルマイナンバーカードがあれば来庁不要。転入予約も可能
郵便の転送e転居スマホで10分。本人確認もオンライン
電気・水道の開始各社・水道局のWeb窓口24時間申し込み可能。検針票不要のところが多い
ガス開栓の予約ガス会社のWeb窓口予約だけネットで、当日は立ち会いが必要
銀行・クレカの住所変更各社アプリ・会員サイトアプリから5分で完了するところがほとんど

マイナンバーカードは引越しの最強アイテム

転出届のオンライン提出、コンビニでの住民票取得、本人確認書類、マイナ保険証——引越しに関わる場面で何度も活躍します。まだ持っていない人は、引越し前に作っておくと手続きが体感で半分ラクになります。

手続きチェックリスト総まとめ

手続きの時系列チェックリスト
タイミング手続き場所・方法
引越し1〜2週間前転出届旧役所 or マイナポータル
電気・水道の開始申し込みネット
ガスの開栓予約(立ち会い)ネット・電話
ネット回線の申し込みネット(早いほど良い)
郵便の転送届e転居 or 郵便局
引越し当日電気・水道の開通確認新居
ガス開栓の立ち会い新居
引越し後14日以内転入届+マイナンバーカード住所変更新役所
運転免許証の住所変更警察署
銀行・カード・携帯などの住所変更ネット・アプリ

マイナンバーカードは引越し前に作っておく

引越しに関わる場面で何度も使うため、まだ持っていない人は引越し前に作っておくと手続きが体感で半分ラクになります。

引越しで役立つ場面

作り方と期間

  1. 申請方法は、スマホ(顔写真を撮って送信)、パソコン、郵便、証明写真機のいずれか。スマホがもっとも手軽です
  2. 申請から交付通知書が届くまで1ヶ月前後かかります(時期により変動)
  3. 通知書が届いたら、本人が役所の窓口で受け取ります(予約が必要な自治体が多い)

引越し直前の申請は避ける

交付までに1ヶ月ほどかかるうえ、受け取りは申請時の住所の役所になります。引越し直前に申請すると、受け取れないまま転居することになりかねません。引越しが決まったら、2ヶ月以上前に申請するか、引越し後に新住所で申請するかのどちらかにしてください。

すでに持っている人の注意

引越し後は転入から90日以内に住所変更をしないとカードが失効します。転入届と同じ窓口で手続きできるので、必ずセットで済ませてください。

インターネット回線の工事と立ち会い

在宅ワークやオンライン授業がある人にとっては、引越し手続きの中でもっとも時間がかかる項目です。物件が決まったらすぐ動きましょう。

申し込みから開通までの流れ

  1. 物件の対応状況を管理会社に確認する

    「インターネット無料」「光ファイバー対応済み」「未対応」のどれか。壁に光コンセントがあるかを内見時に見ておくと判断が早いです。

  2. 工事の可否について許可を取る

    壁に穴を開ける工事が必要な場合、大家さんの許可が必須です。管理会社経由で確認してもらいます。ここで時間がかかることがあります。

  3. 回線事業者に申し込む

    申し込みから工事日の決定まで数日〜2週間。2〜4月の繁忙期は工事が1〜2ヶ月待ちになることもあります。

  4. 工事に立ち会う

    所要時間は1〜2時間。原則として立ち会いが必要なので、休日または休暇を確保してください。

  5. 機器を接続して開通

    ルーターの設定をして完了。設定に不安がある人は、事業者の初期設定サポート(有料のことが多い)も利用できます。

開通までのつなぎ方法

開通まで数週間かかる場合、ホームルーターやポケット型Wi-Fi(工事不要・最短即日)でしのぐ方法があります。短期レンタルのサービスもあるので、必要な期間だけ借りるのが経済的です。スマホのテザリングで数日耐える手もありますが、データ量の上限に注意してください。

NHKの受信契約について

引越し後、訪問を受けて戸惑う人が多い項目なので、制度としての事実を整理しておきます。

訪問対応の注意

NHKに限らず、訪問での勧誘や集金にはドアを開けずに対応するのが基本です。身分証の提示を求め、少しでも不審に感じたら「管理会社に確認します」と伝えて対応を打ち切って構いません。防犯の考え方は新生活を軌道に乗せるコツにまとめています。