コラム

100均でそろう防災グッズ24選|買っていい物・買わないほうがいい物の見分け方

「防災グッズを一式そろえると2万円、3万円…」と考えると、つい後回しになってしまいます。でも実は、100円ショップで買える物だけでも、備えの半分近くはカバーできます。

大切なのは「100均で十分な物」と「100均では選ばないほうがいい物」を見分けること。ここさえ間違えなければ、数千円で家族の備えが一気に前へ進みます。

100均で買っていい防災グッズ24選

まずは、100均の品質でも十分に役立つ物です。カテゴリごとに挙げます。

水まわり・衛生の8点

  • 厚手のポリ袋(45リットル)。トイレの代用、防水、ごみ袋と万能選手です
  • 食品用ラップ。食器に敷けば、洗い物が出ません
  • アルミホイル。フライパンに敷けば洗わずに済みます
  • ウェットティッシュ、除菌シート
  • 歯みがきシート。断水中の口の中のケアに
  • 圧縮タオル、使い捨ておしぼり
  • 紙皿、紙コップ、割り箸
  • 水切りネット。給水袋の内側に使うと衛生的です

明かり・電池まわりの4点

  • LEDミニライト。1人1灯の予備として
  • 乾電池(単3・単4)
  • 電池スペーサー。単3電池を単1として使える変換ケースで、品薄になりやすい大きい電池を代用できます
  • LEDキャンドル。ろうそくと違い、倒れても火事になりません

避難・持ち出しの8点

  • ホイッスル。がれきの下からでも居場所を知らせられます
  • ポンチョ型のレインコート
  • アルミブランケット
  • 軍手、作業用手袋
  • マスク
  • 使い捨てカイロ(冬)、冷却シート(夏)
  • ジッパー付き保存袋。通帳や写真の防水に
  • 油性ペンとガムテープ。伝言、補修、名前書きに使えます

家の中の安全対策の4点

  • 家具転倒防止の粘着マット
  • 開き戸ストッパー。食器棚の中身が飛び出すのを防ぎます
  • ガラス飛散防止フィルム
  • すべり止めシート

ここまでで24点。全部そろえても3,000円前後です。

100均では買わないほうがいい物

一方で、命に直結する物と、長期保存が前提の物は、専門メーカーの製品をおすすめします。

  • 携帯トイレ。固まる速さとにおい対策の差が大きく、実際に使うと違いがはっきり出ます。必要数の考え方は災害時のトイレ対策をご覧ください
  • モバイルバッテリー。容量の表示が実際と違う製品もあります。PSEマークのある信頼できるメーカー品を選んでください
  • ヘルメット、防災ずきん。規格を満たした物を
  • 保存水、保存食。長期保存をうたう商品は、専用に作られた物のほうが結果的に安心です
  • 消火器、住宅用火災警報器。法令の基準がある物です

「安く済ませていい物」と「ここはケチらない物」を分けるのが、いちばん賢い買い方です。

ドラッグストアとホームセンターで買い足す

100均のあとに寄るなら、この順番が効率的です。

  • ドラッグストア:飲料水の2リットルケース、レトルトや缶詰、常備薬、生理用品、大人用おむつ
  • ホームセンター:カセットコンロとボンベ、ポリタンク、L字金具や突っ張り棒、大きめの懐中電灯

なかでもカセットコンロとボンベは、停電・断水のときに温かい物を食べられるかどうかを分ける道具です。まだない家庭は最優先で用意してください。使い方は停電・断水時の食事術で解説しています。

予算3,000円の「最初のひと揃え」

何から買うか迷ったら、100均でこの7点だけ先にそろえてください。

  • 厚手のポリ袋(45リットル)を2パック
  • LEDミニライト2個と乾電池
  • ホイッスルを家族の人数分
  • アルミブランケットを人数分
  • 軍手、マスク、ウェットティッシュ
  • 家具転倒防止マットと開き戸ストッパー
  • 食品用ラップを2本

これで「明かり・衛生・けが予防」の最低ラインが立ち上がります。あとは買い物のたびに水を1ケースずつ足していけば、1か月ほどで3日分の備蓄に届きます。

完璧を目指して動けなくなるより、100円の1歩を今日踏み出すほうが、家族をずっと確実に守ってくれます。