防災用語集
ニュースに出てくる54語をやさしく解説

「警戒レベル4って何?」「線状降水帯って結局どういう意味?」——調べたい言葉を検索ボックスに入れるか、カテゴリのボタンで絞り込んで、辞書のように引いてください。

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54語を表示しています

気象・避難情報の用語(16語)

警戒レベル

気象・避難情報

大雨・洪水・土砂災害の危険が迫ったときに、住民が取るべき行動を1〜5の段階で示す情報。レベル3で高齢者などが避難開始、レベル4で全員避難が原則です。詳しくは大雨・洪水ガイドへ。

高齢者等避難(警戒レベル3)

気象・避難情報

高齢者・障害のある人・乳幼児連れなど、避難に時間のかかる人が危険な場所から避難を始めるべき段階。該当しない人も準備を整えるタイミングです。

避難指示(警戒レベル4)

気象・避難情報

危険な場所にいる全員が避難すべき段階。かつての「避難勧告」は廃止され、避難指示に一本化されました。ここまでに避難を終えるのが鉄則です。

緊急安全確保(警戒レベル5)

気象・避難情報

すでに災害が発生・切迫していて、安全な避難が難しい状況。建物の上の階に移るなど「その場で命を守る行動」を取ります。必ず発表されるとは限りません。

特別警報

気象・避難情報

数十年に一度レベルの重大な危険が迫っているときに気象庁が発表する最上級の警報。大雨特別警報は警戒レベル5相当です。

線状降水帯

気象・避難情報

発達した積乱雲(雨雲)が列をなして次々と発生し、同じ場所に猛烈な雨を降らせ続ける現象。「顕著な大雨に関する情報」として発表されたら、災害発生の危険が急激に高まっています。

キキクル(危険度分布)

気象・避難情報

気象庁が公開する、土砂災害・浸水害・洪水害の危険度を地図上に5段階の色で示すサービス。スマホで「今、自分のいる場所がどれくらい危ないか」をリアルタイムに確認できます。

記録的短時間大雨情報

気象・避難情報

その地域で数年に一度しかないような猛烈な雨(1時間100mm前後)が観測されたときに出る情報。周囲の状況が急変している合図です。

マイ・タイムライン

気象・避難情報

台風・大雨の接近に合わせて「いつ・誰が・何をするか」を時系列で決めておく家庭の行動計画。大雨・洪水ガイドに作例があります。

ハザードマップ

気象・避難情報

洪水・土砂災害・津波・地震などの危険箇所や避難場所を示した地図。国の「重ねるハザードマップ」と自治体の「わがまちハザードマップ」があります。読み方ガイドで詳しく解説しています。

浸水深(しんすいしん)

気象・避難情報

洪水などで水につかったときの水面の高さ。0.5mで大人のひざ、3mで1階の軒下、5mで2階が水没する目安です。

外水はん濫(がいすいはんらん)

気象・避難情報

川の水があふれたり堤防が壊れたりして起きる洪水。一気に大量の水が押し寄せるのが特徴です。

内水はん濫(ないすいはんらん)

気象・避難情報

下水道や排水路が雨を処理しきれずに、市街地に水があふれる現象。川から離れた場所でも起きるのが特徴で、都市部の地下・半地下は特に注意が必要です。

土砂災害警戒区域(イエローゾーン)

気象・避難情報

土石流・がけ崩れ・地すべりの恐れがあるとして都道府県が指定する区域。大雨のときは早めの避難が必要です。

土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)

気象・避難情報

イエローゾーンの中でも、建物が壊れて命に関わる被害が想定される区域。ここに住む場合は「大雨のたびに立ち退き避難」が基本になります。

高潮(たかしお)

気象・避難情報

台風などの強い低気圧で海面が持ち上がり、海岸沿いが浸水する現象。台風の接近と満潮が重なると危険が跳ね上がります。

地震の用語(12語)

震度とマグニチュード

地震

マグニチュードは地震そのものの規模(エネルギーの大きさ)、震度は各地点での揺れの強さ。マグニチュードが大きくても遠ければ震度は小さく、逆もあります。震度は0〜7(5と6は強・弱あり)の10段階です。

緊急地震速報

地震

地震の初期の揺れ(P波)を検知して、強い揺れ(S波)が来る数秒〜数十秒前に知らせる仕組み。「数秒で火を消す・頭を守る・机の下へ」の行動練習が活きます。震源が近いと間に合わないこともあります。

本震・余震

地震

一番大きな地震が本震、その後に続く地震が余震。ただし最初の地震より大きな地震が後から来ることもあるため、「最初の揺れ=最大」と思い込まないことが大切です。

液状化(えきじょうか)

地震

強い揺れで地盤が泥水のようになる現象。埋立地・元水田・川沿いの低地で起きやすく、建物が傾いたりマンホールが浮き上がったりします。

長周期地震動(ちょうしゅうきじしんどう)

地震

ゆっくり大きく揺れる地震の揺れ。高層ビルの上層階ほど大きく増幅され、震源から遠くても家具が大きく移動・転倒することがあります。

感震ブレーカー

地震

強い揺れを感知すると自動で電気を遮断する器具。地震火災の主因である通電火災を防ぎます。分電盤タイプからコンセントタイプ、数千円の簡易タイプまであります。

通電火災

地震

停電が復旧して電気が戻った瞬間に、倒れた電気ストーブや傷んだ配線から出火する火災。避難で家を離れるときはブレーカーを落とすのが対策です。

耐震・制震・免震

地震

建物の地震対策の3方式。耐震は建物を固くして揺れに耐える、制震はダンパーで揺れを吸収する、免震は建物と地面の間に装置を入れて揺れを伝えにくくする方式です。

新耐震基準・旧耐震基準

地震

1981年6月に大きく強化された建物の耐震ルール。それ以前に建築確認を受けた「旧耐震」の建物は、耐震診断・補強の優先度が高くなります(2000年にも木造の基準が強化されています)。

応急危険度判定

地震

地震後に専門家が建物の当面の安全性を調べ、「調査済(緑)・要注意(黄)・危険(赤)」のステッカーで示す制度。赤の建物には立ち入らないでください。

家具転倒防止(家具固定)

地震

L字金具・突っ張り棒・ストッパー・粘着マットなどで家具を固定すること。地震のけがの3〜5割は家具類の転倒・落下が原因とされ、費用対効果が最も高い地震対策です。地震ガイド参照。

ブロック塀の倒壊リスク

地震

古い・ひび割れた・高すぎるブロック塀は地震で倒れ、通行人を襲います。通学路のブロック塀を意識する、自宅の塀を点検することが大切です。

備蓄・災害時の生活の用語(12語)

ローリングストック

備蓄・生活

ふだんの食品を多めに買っておき、食べた分を買い足すことで、備蓄を回転させながら常に一定量を保つ方法。賞味期限切れを防ぐ、続けやすい備蓄法の決定版です。備蓄ガイドで実践方法を解説しています。

一次持ち出し品・二次持ち出し品

備蓄・生活

一次は避難のとき最初に持って出る最小限の荷物(持ち出し袋)、二次は少し落ち着いてから取りに戻る追加の物資(備蓄品)。分けて考えると持ち出し袋が軽くなります。

携帯トイレ・簡易トイレ

備蓄・生活

携帯トイレは自宅の便器にかぶせて使う袋+凝固剤のセット、簡易トイレは便座ごと組み立てるタイプ。必要数は1人1日5回分。トイレ対策ガイドで詳しく解説しています。

凝固剤(ぎょうこざい)

備蓄・生活

携帯トイレに付属する、排泄物を数十秒でゼリー状に固める粉。においと衛生の問題を大幅に減らします。保存期間は10〜15年の製品が主流です。

ポリ袋調理(パッククッキング)

備蓄・生活

食材を高密度ポリエチレンの袋に入れて湯せんする調理法。水の節約・洗い物ゼロ・同時調理ができる災害時の必須テクニック。食事術ガイドに手順とレシピがあります。

液体ミルク

備蓄・生活

調乳済みで常温のまま飲ませられる乳児用ミルク。お湯も水も不要で、災害時の授乳の強い味方。賞味期限が粉ミルクより短い点だけ注意です。

経口補水液(けいこうほすいえき)

備蓄・生活

水分と塩分・糖分を効率よく吸収できる配合の飲料。脱水・熱中症の初期対応に有効。粉末タイプなら備蓄しやすく、水に溶かすだけで作れます。

エコノミークラス症候群

備蓄・生活

長時間同じ姿勢でいることで足の静脈に血栓(血の固まり)ができ、肺の血管に詰まる病気。車中泊避難で多発します。水分補給と定期的な足の運動で予防できます。

低体温症

備蓄・生活

体の深部温度が35度以下に下がった状態。冬の停電・被災時のリスクで、高齢者は室内でも発症します。震え・意識のもうろうが危険サインです。

一酸化炭素中毒

備蓄・生活

炭や発電機、換気不足の火気から出る無色無臭の一酸化炭素を吸って起きる中毒。室内・車内・テント内での炭火・発電機の使用は絶対禁止です。

災害関連死

備蓄・生活

災害そのものではなく、避難生活の疲労・持病の悪化・エコノミークラス症候群などが原因で亡くなること。備蓄と避難環境の改善で防げる死とされ、本サイトの備えの多くはこの予防につながります。

非常用電源(ポータブル電源・モバイルバッテリー)

備蓄・生活

停電時にスマホや小型家電を動かす蓄電池。スマホ数回分ならモバイルバッテリー、家電まで動かすならポータブル電源。停電ガイドで選び方を解説しています。

避難・支援制度の用語(14語)

指定緊急避難場所

避難・支援制度

災害の危険から緊急に命を守るため逃げ込む場所(公園・高台・学校など)。洪水・地震など災害の種類ごとに使える場所が違うので、マップのマークを確認しましょう。

指定避難所

避難・支援制度

家に住めなくなった人が一定期間生活する施設(体育館・公民館など)。緊急避難場所とは役割が違います。避難所生活ガイドで持ち物と過ごし方を解説しています。

福祉避難所

避難・支援制度

高齢者・障害のある人・妊産婦など、一般の避難所での生活が難しい人のために開設される避難所。多くは「二次的」に開設されるため、まず一般の避難所へ行き、そこで相談する流れが基本です。

在宅避難

避難・支援制度

自宅が安全な場合に、避難所に行かず自宅で避難生活を送ること。備蓄が命綱になります。避難所に登録すれば物資や情報を受け取れる自治体が多数です。

垂直避難・水平避難

避難・支援制度

水平避難は危険な場所から安全な場所へ移動する立ち退き避難、垂直避難は建物の上の階へ逃げること。垂直避難は「逃げ遅れたときの次善策」で、浸水が深い・長引く地域では通用しません。

分散避難

避難・支援制度

避難所だけに集中せず、親戚・友人宅、ホテル、車中泊など複数の避難先に分かれて避難する考え方。感染症流行時や避難所の混雑対策として推奨されています。

広域避難

避難・支援制度

大規模水害などで市区町村をまたいで遠くへ避難すること。川の氾濫で街の大部分が水没する想定の地域では、前日からの広域避難が呼びかけられることがあります。

同行避難・同伴避難

避難・支援制度

同行避難はペットと一緒に避難所まで行くこと(飼育場所は人と別)、同伴避難は避難所の同じ空間でペットと過ごすこと。対応は自治体・避難所ごとに異なります。ペット防災ガイド参照。

災害用伝言ダイヤル171・web171

避難・支援制度

災害時に開設される伝言サービス。電話番号をキーに、音声(171)や文字(web171)の伝言を残せます。毎月1日・15日に体験利用できます。安否確認ガイドで使い方を解説しています。

J-anpi

避難・支援制度

通信各社の災害用伝言板やweb171などの安否情報を、名前や電話番号でまとめて横断検索できるサイトです。

安否確認の三角連絡法

避難・支援制度

被災地内どうしの電話より、被災地外への電話のほうがつながりやすい性質を使い、遠方の親戚などを「中継役」にして家族の安否を集約する方法です。

罹災証明書(りさいしょうめいしょ)

避難・支援制度

住まいの被害の程度(全壊・大規模半壊・半壊など)を自治体が証明する書類。支援金・応急修理・保険・税の減免などあらゆる支援の入口になります。片付け前に被害の写真を撮っておくと手続きがスムーズです。

災害ボランティアセンター

避難・支援制度

被災地の社会福祉協議会などが開設する、ボランティアの受付・調整拠点。片付けの人手が足りないときは、ここに依頼できます。

ライフライン

避難・支援制度

電気・ガス・水道・通信など、生活を支えるインフラの総称。復旧は一般に電気が最も早く、都市ガス・水道は時間がかかる傾向があります。だからこそ断水トイレの備えが重要です。