防災アプリ、結局どれを入れればいい?役割別に選ぶ組み合わせ方
「防災アプリを入れたほうがいいのは分かるけど、結局どれを入れればいいの?」——これは、防災の相談で必ず出てくる質問です。答えはシンプルで、有名なアプリを1つだけ探すのではなく、役割の違う数種類を組み合わせることです。
まず入れるべきは「自治体の情報」
いちばん優先度が高いのに見落とされがちなのが、住んでいる自治体からの情報です。
- 自治体の公式アプリ(防災アプリ・LINE公式アカウント)
- 緊急速報メール(携帯電話にもとから入っている機能。設定でオンになっているか確認を)
- 自治体の防災メール配信サービス(登録制のところが多い)
全国共通のアプリがどれだけ優秀でも、避難所の開設状況や給水車の巡回時間といった地域の情報は、自治体からしか届きません。「(お住まいの市区町村名) 防災アプリ」で検索して、今日のうちに登録しておいてください。
気象情報のアプリ
次に、雨や台風の状況を知るための情報源です。
- 気象庁の公式サイト・アプリ(キキクルで危険度を地図で確認できる)
- 民間の天気アプリ(雨雲レーダー、通知機能があると便利)
ポイントは、通知をオンにしておくことです。眺めるだけのアプリでは、寝ている間の急変に気づけません。大雨・洪水・土砂災害ガイドで解説した警戒レベルも、これらのアプリから配信されます。
安否確認・連絡のアプリ
- 家族のグループが作れるメッセージアプリ(すでに使っているものでよい)
- 各携帯電話会社の「災害用伝言板」アプリ
災害時は電話がつながりにくくなるため、171や災害用伝言板の使い方を確認しておくと安心です。
地図・避難所を確認するアプリ・サイト
- 「重ねるハザードマップ」(国土交通省。アプリではなくWebサイトですが、ホーム画面に追加しておくとアプリのように使えます)
- 自治体の避難所マップ
通知で失敗しないための3つのコツ
アプリを入れただけで安心してしまうと、肝心なときに気づけません。次の点を確認してください。
- 通知(プッシュ通知)を必ずオンにする。設定画面で「通知を許可しない」になっていないか確認
- 「おやすみモード」や「集中モード」で、緊急速報だけは鳴るように例外設定をしておく
- バッテリーの最適化設定で、防災アプリが「スリープ時に停止」の対象になっていないか確認(機種によっては通知が届かなくなることがあります)
情報が多すぎて迷ったら
すべてのアプリを完璧に使いこなす必要はありません。最低限、次の3つが押さえられていれば十分です。
1. 自治体の情報(アプリまたはメール登録)
2. 気象庁のキキクル(通知オン)
3. 家族の連絡手段(171の使い方を含む)
停電時はスマホの充電が最優先事項になります。アプリと合わせて、停電時にスマホの電池を長持ちさせる方法も確認しておいてください。情報を受け取れても、電池が切れては意味がありません。