同じ家なのに、見積もりが3倍違った理由

同じ2DKの部屋で、8万円と25万円の見積もりが並ぶことがあります。高いほうがぼったくりとも限りません。差がどこから来るのかを知っておくと、比べ方が変わります。

業者選びコラム

差を生む5つの要素

片付けや遺品整理の見積もりが大きく違うのには、はっきりした理由があります。

  1. 作業範囲:仕分けまでやるのか、運び出すだけなのか。仕分けは時間がかかるため、人件費に直結します。
  2. 処分費が含まれているか:見積もりに含む会社と、実費を後から請求する会社があります。
  3. 買取の有無:買い取れるものを差し引いてくれる会社は、見かけの金額が下がります。
  4. 建物の条件:エレベーターの有無、道路の幅、階段の数。同じ物量でも作業時間が変わります。
  5. 清掃の範囲:ほうきで掃く程度か、ハウスクリーニングまで含むか。

つまり、金額だけを並べても比較になりません。同じ条件で、同じ範囲の見積もりを取ることが前提です。

見積もりのときに聞く3つの質問

次の3つを聞くだけで、見積書の意味がはっきりします。

1. 「この金額に含まれないものは何ですか」

処分費、リサイクル料金、階段作業費、駐車場代。含まれないものを挙げてもらうと、総額の見通しが立ちます。

2. 「当日に追加料金が発生するのはどんなときですか」

「物量が想定より多かった場合」と答えるなら、どの程度から追加になるのかを確認します。答えを書面に残してもらうと、後のトラブルを防げます。

3. 「一般廃棄物収集運搬業の許可番号を教えてください」

家庭のごみを運ぶには、市区町村の許可が必要です。即答できない業者は避けたほうが安全です。

安すぎる見積もりが危ない理由

相場の半額以下の見積もりを見たら、何かが省かれていると考えてください。適正な処分にはコストがかかります。安さの理由が「自社で処分場を持っている」「買取分を差し引いている」なら納得できますが、説明できない安さは、後の追加請求か不法投棄につながることがあります。

不法投棄されたごみから依頼者が特定されると、依頼した側も責任を問われる可能性があります。安さで選ぶことが、いちばん高くつく分野です。

詳しくは業者の選び方をご覧ください。