相談先ガイド

実家じまいは分野ごとに相談先が違います。「どこに聞けばよいか分からない」を解消するための一覧です。

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内容ごとの相談先

実家じまいは、分野ごとに相談先が違います。「どこに聞けばよいか分からない」がいちばんの障害なので、一覧にしました。

相談内容別の窓口
相談したいこと相談先費用
空き家全般、補助金、空き家バンク市区町村の空き家対策の担当課(建築指導課・住宅政策課など)無料
相続登記の手続き・書類の書き方法務局(登記手続き案内。予約制のことが多い)無料
相続登記の代行、遺産分割協議書の作成司法書士5万〜15万円程度
相続税、譲渡所得の計算税務署、税理士税務署は無料。税理士は有料
相続でもめている弁護士、家庭裁判所(調停)弁護士は有料。調停の申立費用は数千円
境界の確定、測量、未登記建物土地家屋調査士35万〜80万円程度
売却・賃貸の相談、査定不動産会社(宅地建物取引業者)査定は無料
解体工事、補助金の使い方解体業者、市区町村見積もりは無料
悪質業者とのトラブル消費者ホットライン 188、消費生活センター無料
親の介護、施設の相談地域包括支援センター無料
農地の売買・転用農業委員会無料

まずは市区町村の窓口へ

どこに聞けばよいか分からないときは、実家がある市区町村の空き家対策の担当課に電話するのが早道です。補助金の有無、空き家バンク、専門家の無料相談会など、その地域で使える制度をまとめて教えてもらえます。自治体によっては、司法書士や宅建業者と連携した無料相談会を定期的に開いています。

無料で相談できるところ

自治体の無料相談会

多くの自治体が、司法書士会・税理士会・宅地建物取引業協会などと連携して、相続や空き家の無料相談会を開いています。広報誌やホームページで告知されるので、確認してみてください。1回30分程度でも、方向性を決めるには十分役立ちます。

法務局の登記手続き案内

相続登記の書類の書き方や必要書類について、無料で相談できます。多くは予約制です。ただし「誰が相続すべきか」といった内容には答えてもらえません。

法テラス

収入などの条件を満たせば、弁護士・司法書士による無料法律相談(1回30分・同一問題につき3回まで)が受けられます。費用の立替制度もあります。

税務署の相談

相続税や譲渡所得について、電話や窓口で相談できます。ただし、具体的な節税の相談には応じてもらえません。個別の判断が必要な場合は税理士へ。

消費者ホットライン 188

業者とのトラブル全般。局番なしの188に電話すると、最寄りの消費生活センターにつながります。

専門家の選び方

司法書士

相続登記が主な守備範囲です。相続人の調査、遺産分割協議書の作成も依頼できます。選ぶときは、相続登記の取り扱い実績と、料金体系が明示されているかを確認してください。全国どこの不動産の登記でも扱えるため、遠方の実家でも自宅の近くの司法書士に頼めます。

税理士

相続税の申告と、売却時の譲渡所得の相談。相続税に詳しい税理士かどうかで結果が変わります。相続税の申告件数を聞いてみてください。年間の申告件数が少ない事務所もあります。

弁護士

相続人の間で争いがある場合。交渉や調停の代理ができるのは弁護士だけです。

不動産会社

売却なら地元に強い会社大手の両方に査定を依頼すると、視野が広がります。査定額の高さだけでなく、根拠を説明できるかどうかで判断してください。

相談前に用意しておくとよいもの

  • 固定資産税の納税通知書(不動産の一覧と評価額が分かります)
  • 登記事項証明書(誰の名義か、抵当権があるか)
  • 相続関係が分かるメモ(誰が相続人か)
  • 家の写真(外観・内部・傷んでいる箇所)
  • 知りたいことを書いた紙(限られた時間で聞き漏らさないため)

これがあるだけで、相談の密度がまったく違います。

相談するときの注意

  • 「無料相談」の先に何があるかを確認する:無料相談の後、有料の契約に進むのが一般的です。料金体系を先に聞いておきましょう。
  • 1か所で決めない:不動産会社も専門家も、複数に当たると見え方が変わります。
  • その場で契約しない:持ち帰って家族と相談する時間を取ってください。急がせる相手は要注意です。
  • 言われたことをメモする:専門用語が飛び交うので、後から確認できるようにしておきます。
  • 費用の見積もりを書面でもらう:専門家への報酬も、業者への支払いも同じです。

このサイトの位置づけ

当サイトは一般的な情報をまとめたもので、個別の事案に対する法律・税務のアドバイスではありません。制度は改正されますし、同じ制度でも自治体によって運用が違います。実際に手続きをするときは、必ず公的機関や専門家に最新の情報を確認してください